米国在住医師を逮捕 香取神宮など48か所で油状液体被害 建造物損壊容疑
米国在住医師逮捕 香取神宮など48か所で油状液体被害 (04.03.2026)

米国在住の医師を建造物損壊容疑で逮捕 香取神宮など全国48か所で油状液体被害

千葉県警察本部は2026年3月4日、千葉県香取市の香取神宮の柱や階段に油のような液体をまいたとして、建造物損壊容疑で米国在住の医師の男(63)を逮捕しました。この事件は2015年3月に発生し、当時は東寺(京都市)や東大寺(奈良市)など全国16都府県48か所で同様の被害が確認されています。

航空機内で逮捕状執行 米国からの移送中に

香取神宮の事件を巡っては、県警が2015年4月に男の逮捕状を取得していました。米連邦高裁は昨年、日本への引き渡しを認める決定を下しており、男は4日午後に羽田空港に到着する予定でした。移送に使用された航空機内で逮捕状が執行され、男は容疑を認めていると報告されています。

成田山新勝寺でも同様の被害 関連性を調査中

県警はさらに、同県成田市の成田山新勝寺で液体をまいた同容疑についても逮捕状を取得しています。現在、県警は全国48か所で発生した一連の被害事件との関連性を詳細に調査中です。

この事件の特徴は、以下の点に集約されます:

  • 被害が香取神宮だけでなく、東大寺や東寺など全国16都府県48か所に及んでいること
  • 犯行から約11年後に逮捕に至ったこと
  • 容疑者が米国在住の医師という経歴を持つこと
  • 国際的な司法協力を経ての逮捕となったこと

文化財保護の観点からも重大な事件であり、県警は今後も詳細な捜査を進めるとしています。被害を受けた寺社の関係者からは、文化財の保全に対する懸念の声が上がっています。