朝日新聞阪神支局襲撃事件から39年、未解決のまま時効迎える
朝日新聞阪神支局襲撃事件から39年、未解決のまま

朝日新聞阪神支局襲撃事件から、2026年5月3日で39年が経過した。この事件は1987年5月3日、憲法記念日の夜に発生。兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が侵入し、散弾銃を発砲。記者2人を殺傷した。殺害された小尻知博記者(当時29)を追悼するため、朝日新聞社は3日午前9時から午後2時まで、支局1階に拝礼所と記帳台を設け、3階の襲撃事件資料室を一般公開する。

事件の詳細

事件は1987年5月3日の憲法記念日の夜に起きた。支局2階の編集室に侵入した男が散弾銃を2発発砲。小尻記者を殺害し、犬飼兵衛記者(事件当時42、2018年死去)に重傷を負わせた。事件後、通信社に届いた「赤報隊」を名乗る犯行声明文には、「すべての朝日社員に死刑を言いわたす」「反日分子には極刑あるのみ」などと記されていた。

一連の赤報隊事件

赤報隊を名乗る事件は、東京本社銃撃(1987年1月)、名古屋本社寮襲撃(1987年9月)、静岡支局爆破未遂(1988年3月)など計8件。警察庁は一連の事件を「広域重要指定116号事件」として捜査を続けたが、いずれも未解決のまま、2003年3月までに公訴時効を迎えた。39年が経過した今もなお、真相解明には至っていない。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

追悼の取り組み

朝日新聞社は毎年、事件発生日に追悼行事を実施。今年も拝礼所が設置され、市民が小尻記者の遺影に手を合わせる姿が見られた。事件資料室では当時の資料が公開され、来場者は事件の記憶を新たにしている。関係者は「風化させてはならない事件」と語り、引き続き真相究明を訴えている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ