生後3か月の長男を揺さぶり負傷させた巡査長に停職3か月の懲戒処分
大阪府警は3月11日、兵庫県内の自宅で生後3か月の長男を揺さぶり、急性硬膜下血腫などの傷害を負わせたとして、豊中署警備課に所属する男性巡査長(28歳)に対して停職3か月の懲戒処分を科したことを明らかにした。被害を受けた長男は現在、命に別条はない状態であるという。
「泣きやまず焦った」と供述 自ら119番通報も発覚
府警の発表によると、この事件は昨年7月27日に発生した。巡査長は自宅で長男と2人きりでいた際、赤ちゃんがなかなか泣きやまないことに焦りを感じ、両脇を抱えて激しく揺さぶったとされる。その結果、長男は急性硬膜下血腫などの傷害を負い、ぐったりした状態になった。
巡査長は直ちに自ら119番通報して救急車を要請したが、病院側が負傷の状況に不審を抱き、兵庫県警に連絡したことで事件が発覚した。府警の調べに対して巡査長は「泣きやまずに焦ってしまった。本当に申し訳ないことをした」と話しているという。
現在、巡査長は傷害容疑で書類送検されており、府警は刑事処分と並行して厳正な懲戒処分を決定した。府警関係者は「警察官としてあるまじき行為であり、深く反省している」とコメントしている。
同日に別の不祥事も発覚 警察官の綱紀粛正が課題に
また、府警は同日、別の不祥事に関する処分も発表した。大阪市北区の雑貨店で万引きをした窃盗容疑で逮捕された交野署刑事課の男性巡査長(41歳)と、知り合った女性との性行為を無断で撮影した本部外事課の男性巡査長(35歳)の2人に対しても、それぞれ停職3か月の懲戒処分を科した。
この2名は既に依願退職しており、府警内部での不祥事が相次いで発覚した形となった。府警幹部は「警察官としての自覚が欠如した行為が続いており、綱紀粛正を徹底していく」と強調している。
今回の一連の処分は、警察組織内部のモラルや倫理観が改めて問われる事態となっており、府警では再発防止に向けた研修の強化を検討しているという。



