福岡・中洲で麻薬密売グループを一斉摘発 13人逮捕、末端価格2765万円の大麻を押収
中洲麻薬密売グループを一斉摘発 13人逮捕、大麻5.5kg押収

福岡・中洲で麻薬密売グループを一斉摘発 13人を逮捕、末端価格2765万円の大麻を押収

福岡県警は2026年2月27日、九州一の歓楽街として知られる中洲(福岡市)を中心に麻薬密売をしていたグループを摘発し、会社員の稲永優我容疑者(25)ら13人を麻薬取締法違反容疑などで逮捕したと発表した。いずれの容疑者も認否を明らかにしていない。県警は、稲永容疑者らが組織的な密売グループを形成していたとみて、詳細な捜査を進めている。

具体的な容疑と捜査の経緯

県警によると、稲永容疑者らは2024年9月13日午後8時5分ごろ、福岡市中央区の路上で、コカインを含む粉末2.634グラムや大麻を含む植物片約138.170グラムを無償で譲り渡した疑いが持たれている。捜査は、関係者から同年春ごろに「密売をしている人間を知っている」との情報提供を受けて開始された。グループは薬物の保管場所として市内の民泊や賃貸マンションを利用しており、そこから乾燥大麻約5.5キログラム(末端価格2765万円相当)やコカイン、覚醒剤を含む錠剤などを押収した。

容疑者らは数日ごとに保管場所を移動させるなど、警察の目を欺くための巧妙な手口を用いていた。ある容疑者は「(警察に)見つからないように拠点を転々としていた」と供述しており、組織的な隠蔽工作が行われていたことがうかがえる。

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密売の手口とグループの構造

メンバーらは少人数のグループに分かれ、X(旧ツイッター)の投稿を通じて客を募集し、テレグラムに誘導して取引を成立させていた。受け渡しは防犯カメラが少ない路上で行われることが多く、捜査の難航を招いていた。関係者の供述やスマートフォンの解析結果から、県警は稲永容疑者が指示役として活動し、地元の友人や中洲の飲食店従業員などを勧誘していたとみている。

今回の摘発では、複数の密売グループとその指示役が同時に検挙されており、県内では初めての事例となった。これにより、中洲周辺での薬物流通網に大きな打撃を与えることが期待される。

今後の捜査と社会的影響

福岡県警は、押収した証拠品の詳細な分析を進めるとともに、グループの資金源や国内外のネットワークについても調査を拡大する方針だ。麻薬密売は地域社会に深刻な悪影響を及ぼす犯罪であり、今回の摘発は防止対策の強化につながる可能性がある。県警は引き続き、情報提供を呼びかけながら、徹底した取り締まりを実施していく構えだ。

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