前橋市のアパートで2021年、生後1カ月の次女に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死と傷害の罪に問われた住所不定、無職の狩野正輝被告(25)の裁判員裁判が4日、前橋地裁(高橋正幸裁判長)で開かれた。検察側は懲役12年を求刑した。1日の初公判で、狩野被告は罪を認めている。
検察側の論告
検察側は論告で「父親として子どもを守る立場にありながら、脆弱で無抵抗の被害者に一方的に暴行を加えた」と非難し、被告の責任は極めて重大だと強調した。また、犯行の態様は悪質で、結果も重大であることから、厳しい処分が求められると主張した。
起訴状の内容
起訴状によると、狩野被告は2021年10月18日から27日ごろ、当時住んでいた前橋市内のアパートで、次女の茉夕ちゃんの腹や背をつねるなどして、全治1週間のけがを負わせた。さらに、11月18日から28日ごろ、胸腹部を手で強く押すなどして、外傷性ショックにより死亡させたとされる。
被告は初公判で起訴内容を認めており、弁護側は量刑について情状酌量を求めるとみられる。裁判は今後、弁護側の最終弁論などを経て、判決が言い渡される予定。



