茨城県は、サクラやモモ、ヤナギなどの樹木を食い荒らし枯死させる特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」と「ツヤハダゴマダラカミキリ」の被害拡大を防ぐため、小学生以上の県民を対象とした「いばらきカミキリみっけ隊」への参加を広く呼びかけている。
駆除活動の概要
この取り組みは、2019年に県内で初めて確認されたクビアカツヤカミキリと、2021年に確認されたツヤハダゴマダラカミキリの分布拡大を受け、2022年度から開始された。県西部を中心に被害が広がっていることから、県民参加型の駆除活動を継続している。
参加に特別な手続きは不要で、活動エリアはこれまでに発生や痕跡が確認された20市町を中心とした地域の公園や学校など。その場で駆除した成虫を透明な袋に入れ、県庁14階の県生物多様性センターか、駆除した自治体の環境主管課へ持参する。9月末までに駆除した成虫10匹ごとに500円分のプリペイドカードが贈られる。10匹未満でも防災グッズや缶バッジがもらえる。
対象となる外来カミキリムシの特徴
クビアカツヤカミキリは、5月中旬から8月ごろに羽化し、サクラやモモなどの樹木に寄生する。木の根元に、フンと木くずが混じった「フラス」と呼ばれる排出物があるのが目印だ。
ツヤハダゴマダラカミキリは5月から10月に羽化し、街路樹や公園木、河川敷のヤナギなどに被害をもたらす。生息する木の上部に直径10~15ミリの穴が開いているのが特徴である。
昨年度の実績と今後の展望
2025年度の「みっけ隊」には延べ328人が参加し、合計7797匹の外来カミキリムシを駆除した。県生物多様性センターの担当者は「早期発見、早期駆除にご協力をお願いします」と話し、引き続き県民の協力を呼びかけている。
外来カミキリムシの被害は、サクラ並木や果樹園などに深刻な影響を与える可能性がある。県は今後も監視を続け、被害の拡大防止に努める方針だ。



