大阪高裁は11日、留守番中などの女児10人に性的暴行を加えたとして強制性交致傷などの罪に問われた元病院職員、柳本智也被告(30)の控訴審判決で、無期懲役とした一審・大阪地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
犯行の概要
2025年2月の一審判決によると、柳本被告は2016年から2022年にかけて、大阪府内で帰宅する女児の後をつけたり、電気工事を装ったりして、室内やマンション内で暴行を加えた。カッターナイフを示して「泣いたら殺す」と脅すなどし、犯行の様子を撮影していた。
裁判所の判断
坪井祐子裁判長は、一審判決が指摘した「被害女児らの人格の根幹を傷つけた犯行で、卑劣、悪質の極み」との評価を支持。犯行には著しく高度な計画性があり、「(法定刑の上限の)無期懲役刑で臨まざるを得ない」とした一審の判断を維持した。
被告と弁護側の主張
被告は一審で起訴内容を認め、弁護側は有期刑にするよう求めていた。しかし、高裁も一審と同様に、犯行の悪質性を重視し、無期懲役が妥当と判断した。



