職場のジェンダーギャップ診断チェックリスト、無料公開
職場のジェンダーギャップ診断チェックリスト公開

職場のジェンダーギャップを診断するチェックリスト公開

「重要な仕事は、男性が担当することが多い?」「飲み会やゴルフが、仕事の重要なコミュニケーションの場になっている?」「育児休業や介護休業、短時間勤務などの両立支援策を利用するのは、主に女性?」――これらの問いかけは、職場のジェンダーギャップを診断するためのチェックリストの一部です。80年以上にわたり女性の学びとキャリアアップを支援してきた日本女性学習財団がこのほど作成し、インターネット上で無料公開を始めました。

「うちの会社って、もしかして……」と働きにくさを感じている女性社員は、ぜひ試してみてください。チェックリストはA~Dの4段階で評価され、総合評価設問は30問あります。すべてに回答すると、自身の職場のジェンダーギャップが、A(ジェンダー平等の取り組みは先進的)からD(ジェンダーギャップが大きく、課題が多い)までの4段階で評価されます。さらに、「採用・雇用形態」「配置」「育成」「評価・登用」「環境・慣行」の五つのカテゴリー別のレベルも示されるため、どこに問題があるのか、どこから改善に取り組めばいいのかが明確になります。

企業向けにも無料で公開しており、申し込みに応じて、従業員や管理職の回答を受けたクロス集計や解説も提供されます。お茶くみや掃除は女性の仕事という認識がまだ残る中、女性活躍推進法の改正を受け、今年4月から男女間賃金格差と女性管理職比率の公表義務が従業員301人以上の企業から101人以上の企業に拡大されました。規模がそれほど大きくない企業にも、男女格差を解消する取り組みが求められています。

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30の設問には、「女性専用のトイレが整備されている?」といった驚きの問いかけも含まれています。リスト作成にあたった日本女性学習財団理事長の野村浩子さんによると、地域によってはまだトイレが男女に分かれていない企業や事業所もあるようです。他にも、「お茶出しや朝の掃除などは、主に女性が担っている?」という設問があり、昭和を思わせるような職場環境が依然として存在することを示唆しています。

野村さんは「特に地方ではまだ、リーダーは男性で女性は補助という意識が根強く残っています。ジェンダーギャップ解消といっても、どこに問題があるのか、どこから手をつけていいのか分からない中小企業も多い。現状の課題を可視化するために、このチェックリストを活用してください」と話しています。

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