埼玉県とさいたま市、視覚障害者向け音声ハザードマップ導入へ
埼玉県とさいたま市、音声ハザードマップ導入

埼玉県とさいたま市は、洪水や土砂災害のリスク、避難場所などを音声で確認できる「耳で聴くハザードマップ」を今春から導入した。スマートフォンやタブレット端末向けのアプリで、視覚に障害のある人々が災害リスクを事前に把握しやすくなるのが狙いだ。

音声で災害リスクを確認

このアプリは、現在地や指定した場所で想定される浸水や水位が下がるまでの時間などを表示し、日本語音声で読み上げる。周辺の避難場所を近い順に示し、距離や方角を効果音や振動で誘導する機能も備える。さらに、気象情報や自治体からの情報、防災ガイドなども音声で聞くことができる。

民間企業のサービスを活用

このサービスは民間企業が提供するもので、埼玉県とさいたま市がそれぞれ導入した。県によると、県内で視覚障害のある障害者手帳保有者は約1万4千人。災害に備え、事前に災害リスクや避難経路を把握してもらうことが主な目的だという。

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大野元裕知事は定例記者会見で、「災害リスクをあらかじめ知っておけば、いざという時に落ち着いて行動できる」と述べ、県民に活用を呼びかけた。

利用方法と特徴

利用するには、アプリ「Uni-Voice Blind(ユニボイスブラインド)」をインストールし、アプリ内で「ハザードマップ」の項目を選ぶ。アプリは無料で利用できる。

この取り組みにより、視覚障害者だけでなく、高齢者や日本語を母語としない人々など、情報入手に困難を抱える人々の防災意識向上が期待される。埼玉県とさいたま市は、今後も障害者や高齢者に配慮した防災情報の提供を進める方針だ。

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