熱中症のリスクが高まる夏場を前に、経口補水液の活用が注目されている。特に高齢者は脱水症状に気づきにくく、重症化しやすいため、こまめな水分補給が重要だ。医療機関では、経口補水液が通常の水やお茶よりも電解質を効率的に補給できるとして、適切な使用を呼びかけている。
経口補水液の効果と使い方
経口補水液は、水と電解質をバランスよく含み、体内への吸収が速いのが特徴だ。スポーツドリンクよりも糖分が少なく、下痢や嘔吐時の水分補給にも適している。市販品のほか、水1リットルに砂糖40グラムと塩3グラムを混ぜて自作することもできる。
ただし、腎臓病や心不全の人は医師に相談の上で使用する必要がある。また、経口補水液はあくまで脱水時の補助的な手段であり、症状が重い場合は医療機関を受診すべきだ。
高齢者の熱中症対策
環境省のデータによると、熱中症による救急搬送者の約半数が65歳以上の高齢者だ。高齢者は喉の渇きを感じにくく、室温が高くても気づかないことが多い。エアコンの適切な使用や、こまめな水分補給が欠かせない。
また、外出時には帽子や日傘を活用し、涼しい服装を心がける。室内でも扇風機やエアコンを使って温度調節を行い、こまめに経口補水液を摂取することが推奨される。
- こまめな水分補給:のどが渇く前に飲む
- 経口補水液の活用:電解質を効率的に補給
- エアコンの適切な使用:室温28度以下を目安に
- 外出時の対策:帽子や日傘、涼しい服装
熱中症は命に関わることもある。予防策を徹底し、経口補水液を上手に活用して、暑い夏を乗り切ろう。



