三重県尾鷲市、コミュニティバス無料化拡大へ 65歳以上と小学生以下対象
尾鷲市コミュニティバス、65歳以上と小学生以下無料に

三重県尾鷲市は、2026年10月1日から市営コミュニティバス「ふれあいバス」の運賃について、65歳以上の高齢者と小学生以下の子どもを対象に無料化することを決定した。この施策は、3期目を目指す加藤千速市長が前回の市長選で掲げた公約をさらに拡大したもので、高齢者の外出促進に加え、子どものバス利用機会を増やす狙いがある。

無料化の詳細と背景

市が5月25日に開催した市議会行政常任委員会で明らかにされた。対象となるのは、尾鷲市に住民登録がある65歳以上の高齢者と小学生以下の子どもだ。65歳以上の市民に対しては、夏以降に市役所やコミュニティセンターなどで無料パス取得のための申請書を配布する予定である。

当初、市は65歳以上の運賃無料化を検討していたが、子どものバス利用機会を増やすため、対象を小学生以下まで広げることにした。これにより、高齢者の社会参加や子どもの移動手段確保が期待される。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

委員会での質疑応答

委員会では、委員からいくつかの質問が寄せられた。主なものとして、「顔写真など本人確認ができる方法を設けるべきではないか」「18歳以下まで対象を拡大する可能性はあるか」「障害者手帳を持つ人の扱いはどうなるのか」などが挙げられた。これに対し、市の担当者は「他の交通事業者との兼ね合いなど、公共交通機関としてできる範囲で検討していく」と回答した。

今後のスケジュール

市は、無料化に必要な費用を盛り込んだ補正予算案を、6月開催の定例市議会に提案する予定である。市によると、ふれあいバスの年間利用者は約5万人で、その9割近くを65歳以上が占めている。無料化により利用者増加が見込まれる一方、財政負担や運用方法の詳細は今後の検討課題となる。

この取り組みは、地域の公共交通活性化と住民の生活向上に寄与することが期待されている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ