鳥取の児童養護施設で男性職員が「殺すぞ」発言 心理的虐待認定で特別指導監査へ
児童養護施設で「殺すぞ」発言 心理的虐待認定で監査へ

児童養護施設で男性職員が「殺すぞ」発言 鳥取県が心理的虐待認定

鳥取県は、大山町名和にある児童養護施設「光徳子供学園」において、男性職員が入所児童に対して「殺すぞ」などの暴言を繰り返していた事実を公表しました。県はこの行為を明確に心理的虐待と認定し、来年度に特別指導監査を実施する方針を固めています。問題となった職員は既に2月中旬で退職していますが、施設全体の指導体制の見直しが迫られる事態となりました。

上着を触った男児に「触るな、殺すぞ」と発言

発端は、今年1月24日午後7時頃に発生した出来事でした。一時保護されていた男児が施設の事務室に入り、椅子にかけてあった男性職員の上着を触ったのを目撃した職員が、「触るな、殺すぞ」と強い口調で叱責したのです。この発言を他の職員が耳にし、直ちに上司に報告したことで、一連の問題が表面化することとなりました。

県の調査によれば、この男性職員は以前から複数の児童に対して威圧的な態度を取っていたことが判明しています。具体的には、同じ男児に対して「むかつく」「話が通じねぇな」などと繰り返し発言していたほか、他の児童にも「めんどくさい」といった言葉を投げかけ、心理的な圧力をかけていたとされています。

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ストレスから発言と釈明も 県は再発防止へ監査強化

学園側が行った聞き取り調査に対して、男性職員は「子供と接するストレスから言動として出てしまった」と反省の意を示していたということです。しかし、児童養護施設は家庭に代わる安心できる環境を提供するべき場所であり、職員によるこのような発言は、児童の心に深い傷を残す可能性が極めて高いと言わざるを得ません。

鳥取県は、この事案を重く受け止め、心理的虐待に該当すると正式に認定しました。職員個人が退職した後も、施設全体の運営体制に問題がなかったかどうかを検証するため、来年度に特別指導監査を実施することを決定しています。監査では、職員の研修体制やストレス管理の方法、児童との適切な関わり方に関する指導が徹底されているかどうかが重点的に点検される見通しです。

児童養護施設は、様々な事情で家族と離れて生活する子どもたちにとって、かけがえのない居場所です。職員の一言が子どもたちの成長に与える影響は計り知れず、今回のような事態が二度と起こらないよう、施設全体で再発防止に努めることが強く求められています。県の監査結果と今後の改善策に、関係者の注目が集まっています。

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