愛知県議補選で国民民主新人と減税日本元職が当選 千種区選挙区
愛知県議会議員補欠選挙の名古屋市千種区選挙区(定数2)は3月15日、投開票が実施され、国民民主党新人で元名古屋市議の手塚将之氏(49)と、減税日本元職でイベント業の東裕子氏(62)が当選を決めた。この補選は、前職2人が衆議院選挙に出馬したことに伴って行われたもので、任期は前職を引き継ぎ、来年4月29日までとなる。
5人が立候補し低投票率の激戦に
今回の補選には5人が立候補し、開票結果は手塚氏が9784票、東氏が7047票、自民党新人で薬剤師の橋村孝博氏(54)が5587票、共産党新人で党准県委員の酒井健太朗氏(40)が3820票、諸派新人で配達業の山本耕一氏(48)が1394票だった。投票率は21.40%と低調な数字となった。
選挙戦では、手塚氏が「南海トラフ地震への備えや犯罪の抑止、医療の充実に取り組む」と訴え、東氏は「名古屋市で成功した減税を県政で実現させる」と主張していた。
手塚将之氏 トップ当選で「暮らしの困り事を解決に導く」
国民民主党新人の手塚将之氏は、5人で2議席を争う激戦をトップの得票数で制した。15日午後10時半ごろ、名古屋市千種区の事務所で支援者らの大きな拍手で迎えられ、「皆さんの暮らしの困り事を解決に導けるように対応していく」と力を込めて語った。
手塚氏は厚生労働事務官などを経て、2015年4月から名古屋市議を2期務めた。2023年7月からは国民民主党県連代表の古川元久衆院議員の秘書を務めている。選挙戦では、地域防災力の向上や犯罪の抑止、産業の成長などを訴え、支援を求めて120キロ歩き、街頭演説は403回に上った。
手塚氏は、県連やボランティアの支援の成果に感謝し、「声は聞くのではなく(自ら)聞きに行かなくてはいけない。この感覚を大切に、区民のお役に立てるようにしたい」と述べた。
東裕子氏 芸術イベントに注力「千種区から発信を」
県議返り咲きを狙った東裕子氏は、名古屋市東区にある減税日本代表の河村たかし衆院議員の事務所で開票状況を見守った。15日午後10時半ごろに当選が決まると、駆けつけた河村氏や約20人の支援者とともにバンザイし、「信じられない気持ちでいっぱいです」と喜びを口にした。
音楽を中心とした芸術イベントに力を入れてきた東氏は、「千種区から発信していけたら」と意欲を見せた。河村氏からは「楽しい街、名古屋をつくっていってちょうだい」と激励された。
今回の結果を受け、減税日本は県議会で計4議席となり、第3会派に並ぶことになった。河村氏は「この勢いで来年の統一地方選の候補者選びも一層加速させたい」と意気軒高の様子で話した。



