NATO事務総長、米軍のイラン攻撃を支持しつつ欧州の軍事参加を否定
北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、米国とイスラエルによるイラン攻撃を巡り、欧州は軍事作戦に直接参加しないが、可能な限りの支援を提供すると表明しました。この発言は、ドイツ公共放送ARDが3月2日に放送したインタビューで明らかになったものです。
攻撃への関与を否定しつつ後方支援を約束
ルッテ氏は、イラン攻撃へのNATOとしての関与について「全く考えていない」と明確に否定しました。その一方で、NATO加盟国は直接的な軍事作戦に参加しなくても、後方支援を通じて協力することが可能だと指摘しました。これは、欧州が米国の軍事行動を間接的に支援する姿勢を示すものです。
さらに、ルッテ氏はイスラエルに対するイランの軍事的脅威が攻撃により大幅に減少したとして、トランプ米大統領を支持する考えを示しました。この発言は、国際社会における米国の行動に対する一定の理解を反映しています。
ウクライナへの継続的支援を強調
同時に、ルッテ事務総長はロシアの侵攻が続くウクライナに対する支援も続けなければならないと訴えました。これは、中東情勢の緊迫化にもかかわらず、欧州がウクライナ危機への対応を優先する姿勢を明確にしたものです。
この表明は、国際情勢の複雑化の中で、NATOが複数の紛争や脅威に対してバランスの取れた対応を模索していることを示唆しています。欧州は、直接的な軍事介入を避けつつ、同盟国への支援を通じて安全保障を維持する方針を打ち出しました。



