英首相、米国に基地使用を許可 イラン攻撃受け防衛目的で限定
英国のキア・スターマー首相は3月1日、イランによる中東周辺国への攻撃を受け、米国の要求に応じて英軍基地を「特定の限定的な防衛目的」で使用することを認めると明らかにした。この決定は、X(旧ツイッター)に公開された動画声明で発表された。
民間人保護と無関係国への攻撃防止が判断理由
スターマー首相は声明の中で、この判断は民間人の犠牲を防ぎ、関与していない国への攻撃を回避するためのものであると強調した。さらに、英国は米国とイスラエルによる対イラン攻撃には関与しておらず、今後も参加する考えはないと繰り返し述べている。
使用される基地は英南西部とインド洋の共同施設
英紙フィナンシャル・タイムズは英当局者の話として、使用が認められる基地は以下の2か所だと報じた。
- 英南西部にある空軍基地
- インド洋の英領チャゴス諸島のディエゴガルシア島にある米英共同基地
これらの基地は、防衛目的に限定して使用される見込みだ。スターマー首相は、この措置が地域の緊張緩和に寄与することを期待すると述べている。
国際情勢の緊迫化に対応した英米連携の強化
今回の決定は、イランによる攻撃が中東周辺国に及んでいることを受けたもので、英米間の防衛協力の強化を示す動きと見られている。スターマー首相は、英国として国際的な安全保障に責任を持って対応する姿勢を明確にした。
今後も、状況の進展に応じて追加的な措置が検討される可能性があるが、現時点では限定的な使用に留まるとしている。この発表は、国際社会における英国の役割と、同盟国との連携の重要性を浮き彫りにしている。



