米国務長官、欧州との「運命共有」を強調 同盟負担も要求
ルビオ米国務長官は14日、ドイツ・ミュンヘンで開催中のミュンヘン安全保障会議で演説を行い、米国と欧州同盟国の「運命は結び付いている」と述べ、協調維持の重要性を強く訴えました。同時に、「米国は自国を守ることができる同盟国を望む」と語り、安全保障面での負担共有を求める考えを明確に示しました。
懸念払拭と連携強化の狙い
昨年の同会議では、バンス米副大統領が欧州を批判し、米欧間にあつれきを生み出しましたが、ルビオ氏は今回の演説で欧州諸国の懸念を払拭する姿勢を見せました。これは、ロシアのウクライナ侵攻が24日で開始から4年となるのを前に、米欧の連携を打ち出す狙いがあるとみられます。
トランプ米政権はデンマーク自治領グリーンランドの領有に野心を燃やし、欧州の反発を招いていますが、ルビオ氏は演説でグリーンランドには直接言及しませんでした。この点からも、欧州との関係修復に重点を置いた戦略が窺えます。
同盟負担の具体的な要求
ルビオ国務長官は、安全保障における負担共有について以下の点を強調しました:
- 米国は自国を守る能力を持つ同盟国を求める
- 欧州諸国による防衛力の強化が不可欠
- 国際的な課題に対処するための共同責任
この発言は、米国が欧州に対してより大きな安全保障上の役割を期待していることを示しており、今後の米欧関係の行方に影響を与える可能性があります。
国際社会へのメッセージ
ミュンヘン安全保障会議は、国際的な安全保障問題を議論する重要な場であり、ルビオ氏の演説は以下のメッセージを発信しました:
- 米国と欧州の結束は揺るぎないもの
- 共通の脅威に対処するための協力体制の維持
- 同盟国間の責任分担の重要性
これらの点は、現在の国際情勢において、米欧同盟の強化が喫緊の課題であることを浮き彫りにしています。