茨城県石岡市で行われる市長選挙(14日告示、21日投開票)に、前県議会議員の戸井田和之氏(61)が2日、無所属での立候補を正式に表明した。この選挙は、谷島洋司前市長(63)が市議会から不信任決議を2度可決され失職したことに伴うもので、市政の立て直しが最大の争点となっている。
戸井田氏の主張
戸井田氏は立候補表明の中で、「市議会との情報共有を密にし、現在の厳しい状況を打破したい」と述べ、谷島前市長の失職に至った経緯を踏まえ、市政運営の透明性向上を強調した。また、市民の間で賛否が分かれている複合文化施設の整備計画については、いったん白紙に戻し、市の財政規模に見合った現実的な文化施設の建設を目指す方針を示した。
これまでの経歴
戸井田氏は石岡市議会議員を経て、2002年の茨城県議会議員選挙で初当選。その後、県議会副議長などの要職を歴任し、今回の市長選出馬のため、今月2日に5期目の途中で県議を辞職した。長年の政治経験を背景に、市民の声を反映した市政運営を訴える。
選挙戦の構図
現在、石岡市長選には、谷島前市長のほか、市内の医療法人「幕内会」理事長である幕内幹男氏(68)も出馬の意向を示しており、複数の候補者による選挙戦となる見通し。谷島前市長は不信任決議による失職後も市政への関与を継続しており、その動向が注目される。
今回の市長選は、14日に告示され、21日に投開票が行われる。有権者は、市政の信頼回復と将来の方向性を問う重要な選択を迫られることになる。



