高市首相、憲法改正へ「決断のための議論」を強調 皇室典範改正も急務と訴える
自民党は12日、東京都内のホテルで定期党大会を開催した。高市早苗首相(党総裁)は演説の中で、憲法改正に向けた強い意欲を示し、衆参両院の憲法審査会における議論の加速を呼びかけた。
首相は約20分間にわたる演説で、「私たちが行うべきなのは決断のための議論だ」と力強く主張。さらに、「立党から70年、時は来た」と述べ、憲法改正の機運が熟していることを強調した。具体的な目標として、「発議のメドが立った状態で来年の党大会を迎えたい」と明言し、来年度中に具体的な進展を図る方針を示した。
安定的な皇位継承へ皇室典範改正を急ぐ
安定的な皇位継承に関しては、「皇室典範の改正が急がれる」と訴え、早急な対応の必要性を指摘した。首相は皇室典範改正案について、「養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族とする案を第一優先とする」と具体的な方向性を説明。これにより、皇位継承問題の解決に向けた道筋を示した。
経済政策と選挙戦略にも言及
演説では、経済政策についても言及し、強い経済の実現に向けて国内投資の促進を図る考えを表明。政策の実現が党勢拡大につながるとの認識を示し、来春の統一地方選や2028年の参院選を念頭に、「選挙に勝ち続ける強い自民党を作る」と宣言した。
大会では、結党70年に合わせた新たなビジョンが発表され、2026年の運動方針が採択された。この方針には、憲法改正原案の国会提出を目指すことが盛り込まれており、党としての具体的な行動計画が示された。
連立パートナーとの連携も確認
連立を組む日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)が来賓として出席し、憲法改正について「今まさに進める時だ」と述べ、自民党との足並みをそろえた。これにより、与党間での憲法改正に向けた協力体制が改めて確認される形となった。
高市首相の演説は、憲法改正と皇室典範改正という二つの重要な課題に焦点を当て、今後の政治日程における具体的な目標を明確に示した内容となった。党大会での議論を経て、これらの課題がどのように進展していくかが注目される。



