特別国会召集で新人議員が初登院、高市一強下で各党の抱負が明らかに
2026年2月18日、特別国会が召集され、衆院選で当選した与野党の新人議員が初めて登院した。高市首相の人気により自民党が歴史的大勝を果たし、「高市一強」と呼ばれる政治状況が続く中、議員らはそれぞれの思いを胸に、国会議事堂への第一歩を踏み出した。
午前8時の開門で緊張の面持ち、最年少議員が若者の声を国政に届ける決意
午前8時、国会議事堂の正門が開門すると、近くで待機していた議員ら約20人が深く一礼し、議事堂へと歩いて向かった。最年少で25歳で当選し、14日に26歳となった自民党の村木汀氏(比例北海道)は、緊張した表情で門をくぐった。道内の介護事業所での勤務経験を持つ村木氏は、「人手不足や資材価格の高騰により、介護現場は課題が山積している。介護職の待遇改善を目指したい」と抱負を語った。最年少当選については、「年齢は関係ない。20代の議員が少ない中で、『当事者』として若者の声を国政に届けたい」と意気込みを強調した。
自民党の丸川珠代氏が新人としてスタート、維新の高見亮氏は副首都構想に意欲
自民党の丸川珠代氏(55歳、東京7区)は午前10時過ぎ、赤いジャケット姿で登院した。政治資金収支報告書の不記載問題が発覚し、参院議員からの鞍替えで挑んだ前回選挙では敗北した経験を持つ丸川氏は、「衆院では新人なので、まっさらな気持ちでスタートを切りたい。過去の反省を活かせるよう、緊張感を持って臨む」と気を引き締めていた。
一方、日本維新の会の高見亮氏(47歳、大阪2区)は、「即戦力になれるよう、一分一秒を無駄にせず努力したい」と気持ちを新たにした。維新は連立を組む自民党の「高市旋風」に押され、全国的に伸び悩んだが、本拠地の大阪では19小選挙区のうち18小選挙区で勝利し、地力を示した。大阪市議出身の高見氏は、災害時に首都機能をバックアップする「副首都構想」の実現に向け、「日本の成長に資するような都市を作れるよう、他党の意見も聞きながら取り組みたい」と話した。
中道改革連合の原田直樹氏が心苦しさを吐露、チームみらいの林拓海氏が子育て減税を公約
公示前の167議席から118議席減の49議席に惨敗した中道改革連合の原田直樹氏(35歳、比例南関東)は、「力のある先輩方が落選した中で、自分がいるのは心苦しい思いもある」と打ち明けた。公明党青年局次長などを経て議員になった原田氏は、「与党の監視や政策の対案を示す役割を果たしていく」と意気込みを語った。
チームみらいは衆院選に初挑戦し、11議席を獲得して躍進した。林拓海氏(28歳、比例東北)は、選挙期間中によく着用した赤いネクタイを締め、同党の新人議員らと共に姿を見せた。議事堂を背景に全員で記念写真に納まると、「いよいよ始まる。チーム一丸となり、有権者の期待に応えたい」と声を弾ませた。私立の通信制学校の職員として、家庭の事情や経済的理由で進学を断念せざるを得ない生徒らと向き合った経験が、政治を志した原点だと語る林氏は、「子供の数に応じて親の税負担を下げる『子育て減税』など、掲げた公約を実現したい」と述べた。