自民党圧勝後の特別国会、高市首相の戦略と注目ポイントを徹底解説
2026年2月18日、衆院選を受けた特別国会が召集されます。年初に開催する通常国会と同じ150日間の会期が設定され、政治の新たな局面が始まります。この特別国会はどのような意味を持つのか、高市早苗首相の戦略とともに、重要なポイントを詳しくお伝えします。
特別国会とは何か?
特別国会は、衆議院解散による総選挙の後、新しい内閣総理大臣を選出するために開かれる国会のことです。法令上は「特別会」と呼ばれ、日本国憲法第54条によって、衆院選の投票日から30日以内に召集することが義務付けられています。召集初日には、衆参両院で首相を指名するための選挙が行われ、国のリーダーが決定されます。
首相指名選挙の仕組みと議席状況
首相指名選挙では、衆議院と参議院それぞれの定数の過半数を得た国会議員が首相に選出されます。もし1回目の投票で過半数を満たす議員がいない場合、上位2人による決選投票が実施されます。この際、衆議院の議決は参議院に優越するため、衆院での結果が最終的に優先される仕組みです。
2025年12月の衆院選で大勝した自民党は、316議席を獲得し、単独で衆議院の3分の2以上を占める圧倒的多数を握っています。しかし、参議院では連立を組む日本維新の会と合わせても過半数に4議席足りない状態が続いています。昨秋の首相指名選挙では、与党が衆参両院で過半数を割る中、高市氏は衆院で無所属議員らの賛同を取り付けて1回目の投票で過半数を獲得しましたが、参院では決選投票までもつれる展開となりました。
国会の種類と特別国会の位置づけ
国会には主に三つの種類があります。通常国会は毎年1回召集され、予算審議などを中心に行われます。臨時国会は必要に応じて召集され、特定の緊急案件を審議します。そして特別国会は、衆院選後の首相選出を主な目的として開催されるものです。それぞれの国会が異なる役割を担い、国の政治運営を支えています。
高市首相の政治戦略と今後の展望
高市首相は、予算年度内の成立を目指す法案審議に注力する一方で、審議時間の短縮が国会軽視と批判される可能性にも配慮が必要です。政権幹部からは「野党の質問はそれほど必要ない」との声も上がっており、「高市1強」体制下での国会運営が注目されます。また、衆院の委員長ポストは与党側が25、野党側は解散前の12から2に激減し、会派の再編も進んでいます。
今後の国会では、投資促進策の工程表提示やスパイ防止法の議論本格化など、重要な政策課題が審議される見通しです。高市首相の施政方針演説では、これらの課題に対する具体的な方針が示されることが期待されます。
特別国会の召集を機に、与野党の駆け引きや政策議論が活発化することが予想されます。高市首相がどのように政治主導を発揮し、国政を運営していくのか、その動向から目が離せません。