自民党裏金関与候補の41人が衆院選で当選、高市首相が国民への奉仕を要請
2026年2月9日午後6時6分、東京都千代田区の自民党本部で、衆院選の結果を受けて記者会見に臨んだ自民党の高市早苗総裁は、派閥の裏金問題に関与した候補者の当選について、国民の理解を得られたとは考えていないと述べた。しかし、当選した議員には国民のために全力で働くことを期待すると強調した。
裏金関与候補の公認と当選結果
自民党は今回の衆院選において、派閥の裏金問題に関与した43人の候補者を公認した。内訳は小選挙区から38人、比例区単独から5人である。高市早苗内閣の高い支持率を背景に、このうち41人が当選を果たした。
当選者の中には、前回の2024年衆院選で落選したり、不出馬だった候補が24人含まれている。これは、有権者が「2馬力選挙」として審判を下した結果とも言える。
高市首相の記者会見での発言
高市首相は記者会見で、裏金関与候補の当選について質問されると、以下のように応じた。
- 「今回の選挙で国民の理解を得られたと申し上げる考えはない」と、問題の深刻さを認めた。
- 過去に政治資金収支報告書への不記載があったことは事実だが、「仕事をする機会を与えられた議員には、国民のために全力で働いてもらいたい」と述べ、当選議員への期待を示した。
この発言は、裏金問題を抱えながらも、政治活動に復帰した議員たちに対する厳しい注文と解釈できる。
選挙の背景と今後の影響
衆院選は2026年1月27日に公示され、2月8日に投開票が行われた。自民党は圧勝し、戦後初めて単独で3分の2の議席を確保した一方、中道勢力は惨敗し、立憲系の幹部が落選するなど、政治地図が大きく塗り替えられた。
裏金問題に関与した新旧の候補が一度に復活したことは、有権者の審判を反映しているが、今後の政治資金規制や倫理問題への対応が注目される。高市首相は公約実現に意欲を示しており、この結果が政権運営にどのように影響するかが焦点となる。
関連ニュースでは、枝野氏の落選や杉田水脈氏の選挙結果など、注目選挙区の詳細が報じられている。また、自民党内部では、比例区を中道と位置づける動きや、元閣僚陣営の活動も活発化している。