「攘夷」主張の古川圭吾氏が埼玉県議に繰り上げ当選 補選当選者が投開票翌日に辞職
埼玉県議会南2区(川口市)の補欠選挙で、当選者の西澤理氏が投開票日の翌日に辞職を表明したことを受け、次点だった諸派新人の古川圭吾さん(56)の繰り上げ当選が3月16日に決まりました。古川氏は選挙戦で「今こそ『攘夷(じょうい)』を決行すべきだ」と訴え、外国人政策に厳しい姿勢を示していました。
補選の経緯と繰り上げ当選の背景
8日に実施された埼玉県議補選南2区では、欠員2人に対して新人4人が立候補。自民党の小見山祐紀氏(38)と無所属の西澤理氏(38)が当選を果たしました。しかし、西澤氏は国民民主党から立候補したものの、投開票前日の7日に県連が「公認判断に関わり得る特定の事実を申告していなかった」として公認を取り消し、西澤氏は9日に辞職願を提出して受理されました。
公職選挙法の規定により、地方議員は選挙日から3カ月以内に欠員が生じた場合、次点の立候補者が繰り上げ当選となります。これを受けて、古川圭吾氏の繰り上げ当選が正式に決定したのです。
古川圭吾氏の経歴と政策主張
古川氏は福島県出身で、介護会社の代表を務めています。埼玉県戸田市の河合悠祐市議が代表を務める政治団体「日本大和党」に所属しており、任期は来年4月29日までとなります。
選挙公報では、以下のような政策を強く主張していました:
- 外国人への生活保護支給の停止
- 不法滞在外国人の子どもの就学停止
また、2月1日に投開票が行われた川口市長選にも立候補し、「多文化共生は不可能」「外国人が住みづらい街をつくらなきゃならない」などと訴え、一貫して排外的なスタンスを打ち出しています。古川氏の得票数は約1万4000票で、2位の西澤氏とは約1万票の差がありました。
補選の確定得票結果
8日の埼玉県議南2区補選の確定得票は以下の通りです(被選挙数2、候補者4人):
- 小見山祐紀(自民新人):37,566票 - 当選
- 西澤理(無所属新人):24,594票 - 当選後辞職
- 古川圭吾(諸派新人):14,215票 - 繰り上げ当選
- 津村大作(諸派新人):6,410票
この結果、古川氏が繰り上げ当選者として県議会に加わることになりました。今回の出来事は、地方政治における異色の主張を持つ候補者の当選という点で、大きな注目を集めています。



