兵庫県服部副知事が任期満了で退任 内部告発問題後、1人体制1年8カ月
兵庫県の服部洋平副知事が、3月末の任期満了に伴い退任することが17日、県関係者への取材で明らかになった。服部氏は、斎藤元彦知事や片山安孝前副知事ら県幹部が内部告発された問題の責任を取って片山氏が2024年7月に辞職して以来、約1年8カ月間にわたり副知事として単独で職務を遂行してきた。
斎藤知事が新副知事人事を検討 県議会の同意が必要
斎藤知事は、新たな副知事として企画部長の守本豊氏と農林水産部長の守本真一氏の起用を方針としている。副知事の選任には県議会の同意が必須であり、条例で定数は2人と定められている。これまで斎藤知事は副知事人事について「今後どのようにするかは熟慮している」と述べるにとどまり、具体的な言及を避けてきた。
服部副知事の経歴と役割
服部氏は1986年に兵庫県に入庁し、以下のような経歴を積んできた。
- 阪神北県民局宝塚土木事務所長
- 県土整備部長
- 2022年より副知事に就任
1人体制となってからは、内部告発問題に関連する議会対応や、県の情報漏洩問題に絡んで斎藤知事が提出した給料削減案に関する議会側との調整などを一手に引き受けてきた。これらの業務は、県政の重要な局面において大きな負担となっていたとみられる。
背景と今後の展開
内部告発問題は、兵庫県政に大きな影響を与え、片山前副知事の辞職につながった。服部氏の退任は、この問題が一段落するタイミングでの人事異動と位置付けられる。斎藤知事は新副知事人事を通じて、県政の安定化と信頼回復を図ろうとしている。今後の焦点は、県議会が新副知事案をどのように審議するかであり、地方自治の在り方が問われることになる。



