長射程ミサイル、熊本・健軍駐屯地に31日配備へ 地元説明は17日に実施
長射程ミサイル、熊本・健軍駐屯地に31日配備へ (10.03.2026)

長射程ミサイル、熊本・健軍駐屯地に31日配備決定 地元説明は17日に実施へ

九州防衛局は9日、有事における反撃能力の柱として防衛省が陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)に国内で初めて配備する長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」について、3月31日に正式配備すると発表しました。配備に先立つ3月17日には、地元自治体などを対象とした説明の場を設けることも明らかにしています。

射程1000キロ超え、抑止力向上で計画前倒し

このミサイルは射程が1000キロを超え、侵攻部隊の艦船を陸地から攻撃できる能力を有しています。防衛省は抑止力向上を目的に、当初の計画を1年前倒しし、今年度中の健軍駐屯地への配備を決定していました。関係者によると、陸上自衛隊は3月7日に発射機などの機材を富士駐屯地(静岡県)から運び出し、9日未明に健軍駐屯地へ搬入を完了させています。

地元説明会では装備品展示も実施予定

九州防衛局は、3月17日に駐屯地内でミサイルの装備品を展示し、熊本県や熊本市、地元自治会などに対して概要を説明する予定です。これにより、配備に関する情報を地元関係者に直接伝える機会を設けるとしています。

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地元では反発強く、市長が防衛省に苦言

しかし、地元では配備への反発が強まっており、3月8日夜には市民団体のメンバーらが健軍駐屯地前で抗議活動を行いました。熊本市は、防衛省側から機材搬入の事前連絡がなかったことに不快感を示しており、大西一史市長は9日午後の記者会見で、市民に不安が広がっていると指摘しました。

大西市長は「防衛省に対する信頼感が低下している。自治体や住民に対する配慮や説明に向き合っていただかないと困る」と苦言を呈し、より丁寧な対応を求める姿勢を明確にしました。この発言は、防衛政策と地域社会の関係における緊張を浮き彫りにするものとなっています。

今回の配備は、日本の防衛戦略における重要な転換点の一つと位置づけられており、その実施過程では国と地方の連携が改めて問われることになりそうです。今後の動向に注目が集まっています。

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