愛知県豊田市消防本部が、同市足助地区を対象に行った防火防災啓発活動「足助消防署ふれあい広場inメタバースとよた」で、総務省消防庁の「予防業務優良事例表彰」を受けた。この表彰は、全国の消防本部の中から特に優れた予防業務の取り組みを評価するもので、今年度は全国13団体が受賞した。
メタバースを活用した新しい防火啓発
活動は昨年10月、豊田市が提供するネット空間「メタバースとよた」に仮想広場を設けて実施された。地元の高校生と協力して作成した防火のデジタル絵本や、消防署員が訓練する様子を紹介するなどのコンテンツを提供。地元住民だけでなく、県外在住者を含む約220人が参加した。
高い評価を得た理由
メタバースという新しいコミュニケーション手法を活用し、現地に行かなくても参加できる環境を実現した点が高く評価された。特に、デジタルネイティブ世代への訴求力や、物理的な距離の制約を超えた参加のしやすさが、従来の防火啓発活動にはない利点として注目された。
豊田市の取り組み
豊田市は「メタバースとよた」を通じて、行政情報の発信や市民参加型のイベントを積極的に行っており、今回の防火啓発活動もその一環。消防本部は今後も、メタバースを含むデジタル技術を活用した防火防災啓発を継続する方針だ。



