千代田区でクルド難民支援講演会 強制送還の実態と課題を報告
千代田区でクルド難民支援講演会 強制送還の実態報告

埼玉県南部に居住するトルコ出身のクルド人に対するヘイトスピーチや、難民申請者の強制送還が増加している現状とその問題点を伝える講演会「クルド難民支援の今」が、6月21日午後2時から東京都千代田区の専修大学で開催される。この講演会では、クルド人支援の苦境をどのように乗り越えるかについて議論が行われる。

入管難民法改定の影響

2023年に改正された入管難民法により、難民申請が3回目以降の者については、強制送還が「例外」として可能となった。2025年には強制送還者数が前年比3倍の52人に達し、送還先別ではトルコが最多の30人で、その大半がクルド人と見られている。改正法案の審議中からクルド人を中傷するヘイトスピーチが拡散し、暴行事件も発生している。

講演会の内容

講演会では、クルド人を支援する団体「在日クルド人と共に」の代表理事である温井立央氏と、講演会を企画した「クルド人難民Mさんを支援する会」の代表である周香織氏が、「支援の現場で起きていること」をテーマに対談形式で登壇する。ヘイトスピーチや親子を分離する強制送還の影響などについて報告する予定である。

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さらに、非正規滞在者の強制送還を推進する「ゼロプラン」の強化策が5月22日に打ち出されるなど、規制と管理を強化する入管行政や難民認定制度の現状と問題点について、弁護士の児玉晃一氏が解説する。

「世界難民の日」に合わせて

この講演会は、6月20日の「世界難民の日」に合わせて企画された。周氏は「デマやフェイク情報の流布によって排外的な風潮や政策が作り出され、難民申請者が強制送還されている現状を知ってほしい」と参加を呼びかけている。参加費は会場参加が1000円、オンライン参加が800円で、事前予約が必要である。

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