京都府舞鶴市の鴨田秋津市長は28日、ウズベキスタンの首都タシケントにある「日本人抑留者資料館」を訪問した。この訪問は、第2次世界大戦後に旧ソ連によって強制労働を強いられた抑留者を共通の歴史的つながりとして、舞鶴市が旧ソ連構成国であるウズベキスタンとの交流を続けてきた一環である。
資料館訪問の意義
リソラト館長(26)は「共通の歴史や記憶を次世代に伝えたいとの願いで結ばれる舞鶴から客人をお迎えできて光栄だ」と述べ、両地域の絆を強調した。舞鶴市はこれまでもウズベキスタンとの文化交流や慰霊事業を実施しており、今回の訪問もその流れをくむものだ。
抑留の歴史
厚生労働省の資料によれば、旧ソ連地域に抑留された日本人は総数約57万5千人に上り、そのうち約5万5千人が飢えや寒さなどで死亡した。ウズベキスタンには約2万5千人が送られ、劇場や住宅の建設などの労働に従事させられた。舞鶴市はこうした歴史を風化させないため、教育や交流事業に取り組んでいる。
今後の交流
鴨田市長は訪問後、記者団に対し「両国の若い世代が歴史を学び、平和の尊さを共有できるよう、今後も交流を継続していきたい」と語った。舞鶴市とウズベキスタンは、抑留者の記憶を後世に伝えるパートナーとして、さらなる協力関係を築く方針だ。



