習近平氏、豆満江航路に関心か 日本海への直通経路巡りロシアと議論停滞
習近平氏、豆満江航路に関心 日本海直通へ議論停滞

中国の習近平国家主席が、北朝鮮を訪問するにあたり、北朝鮮とロシアの国境を流れる豆満江(中国名:図們江)の航路開発に強い関心を示していることが明らかになった。中国から船舶が直接日本海に抜ける唯一の水路である豆満江の航路開拓は、長年にわたり進展が見られない状況にある。

豆満江航路の重要性と現状

豆満江は中国東北部から日本海へとつながる重要な水路であり、中国にとっては日本海への直接アクセスを可能にする唯一の経路である。しかし、下流域は北朝鮮とロシアが独占的に管理しており、中国船舶の航行には両国の許可が必要となる。さらに、航路上には橋が架かっており、船舶の通過には改修が不可欠とされる。

中ロ首脳会談での議論

習主席は5月にロシアのプーチン大統領と会談した際、この航路問題を議題に挙げた。両首脳は共同声明で、1991年5月の旧ソ連との協定に基づき、中国から日本海への航路開拓について中ロ朝3カ国で協議してきたことを確認した。しかし、具体的な進展は見られていない。

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北朝鮮訪問での主要議題か

台湾メディアは、習主席が今回の訪問で金正恩朝鮮労働党総書記と会談し、豆満江河口の開発を主要議題とする可能性があると報じている。中国としては、航路開拓により東北地方の経済発展や貿易ルートの多様化を図りたい思惑があるとみられる。

一方、北朝鮮とロシアは、既存の橋とは別に、豆満江付近で新たな橋の建設を進めている。外交筋は、中国が豆満江流域に進出し影響力を強めることに対する北朝鮮とロシアの警戒心は根強く、航路開拓の実現性は低いとの見方を示している。

このように、豆満江航路をめぐる問題は、中ロ朝3カ国の複雑な利害関係が絡み合い、解決には長い時間を要する可能性が高い。

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