日本学生支援機構は29日、2025年5月時点で日本国内で学ぶ外国人留学生の総数が40万8069人となり、過去最多を更新したと発表しました。政府は2033年までに40万人とする目標を掲げていましたが、これを前倒しで達成した形です。
外国人留学生の増加傾向
2019年には31万人だった外国人留学生は、新型コロナウイルスの影響で2022年には23万人まで減少しました。しかし、その後3年間で急増し、2025年には40万人を超える規模に達しました。この背景には、日本政府の留学生受け入れ政策の推進や、円安による留学費用の相対的な低下などが考えられます。
出身国・地域別の内訳
出身国・地域別では、中国が13万1097人で全体の約3割を占め最多でした。次いでネパールが10万239人、ベトナムが4万3366人と続きました。特にスリランカなどを含む南・西アジア地域からの留学生は前年からの増加が顕著で、今後のさらなる増加が予想されます。
日本人留学生の現状
一方、海外で学ぶ日本人留学生は約9万人にとどまり、ピーク時の約8割の水準です。これは、少子化や若者の留学意欲の低下、経済的な理由などが影響しているとみられます。政府は日本人留学生の増加に向けた施策も検討する必要があります。
このように、外国人留学生の受け入れは順調に進んでいるものの、日本人の海外留学は停滞しており、今後のバランスが課題となっています。



