ペルーの大統領選挙は、6月7日の決選投票を目前に控え、最新の世論調査で右派候補のケイコ・フジモリ氏が支持率32.5%を獲得し、左派のロベルト・サンチェス氏を3.4ポイント上回って先行していることが明らかになった。調査はRPPラジオが29日に発表したもので、サンチェス氏の支持率は29.1%だった。
白票・無効票が2割超、投票先未定も1割以上
調査によると、白票または無効票を投じると答えた有権者は22.6%に上り、投票先を決めていないと回答した13.4%を合わせると、実に36%の有権者が態度を明確にしていない。この層の動向が最終的な勝敗を左右するとみられる。
左派政権への不信感が根強く、フジモリ氏に追い風
RPPラジオの分析によれば、汚職や不祥事による大統領や閣僚の頻繁な交代が続いた左派政権に対する有権者の不信感は根強く、左派全体への失望が広がっているという。一方、ケイコ・フジモリ氏については、過去3回の大統領選で惜敗した経緯があるが、今回は父親である故アルベルト・フジモリ元大統領の独裁的な手法を嫌う有権者の反発が低調で、ケイコ氏に有利に働いていると指摘されている。
決選投票まで1週間を切り、両候補は残り時間で支持拡大を図る戦略を模索している。特に、態度未定の有権者を取り込むための政策アピールが鍵となる。



