エボラ熱急拡大にWHOが警鐘
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は25日、アフリカ・コンゴ(旧ザイール)東部で発生しているエボラ出血熱について、流行の拡大速度が現在の対応を上回っていると述べ、強い危機感を示しました。アフリカ連合(AU)疾病対策センター(CDC)とのオンライン会合での発言です。
現地活動は困難極める
テドロス氏は、WHOがコンゴでの支援を強化している一方で、政府軍と反政府勢力の紛争に伴う政情不安などにより、現地活動は極めて困難な状況にあると指摘。住民が治療施設に放火した事件を挙げ、地域住民の間には外部の人々や組織に対する「大きな不信感」が存在すると述べました。
感染状況とリスク評価
WHOによると、コンゴでは900人以上が感染の疑いがあり、うち220人が死亡。隣国ウガンダでも5人の感染者が確認され、1人が死亡しています。WHOは17日に緊急事態を宣言し、コンゴ国内の流行リスクを「非常に高い」、世界全体のリスクを「低い」と評価しています。



