冷凍食品消費量が過去最高に 1人あたり年約25キロ、市場拡大続く
冷凍食品消費量が過去最高 1人あたり年約25キロ

冷凍食品の国内消費量、初の300万トン突破で過去最高を更新

2025年の冷凍食品の国内消費量は、前年比3.6%増の302万9325トンに達し、調査が開始された1968年以降で初めて300万トンの大台を突破しました。この数値は、日本冷凍食品協会が約400社の会員企業から集計した速報値として発表されたものです。

1人あたりの消費量も増加、市場規模は拡大基調

2025年10月1日時点の人口を基に計算すると、1人あたりの年間消費量は24.6キロとなり、前年から1.0キロ増加しています。同時に、消費額を示す工場出荷額も4.1%伸びて1兆3613億円に達し、こちらも過去最高を記録しました。

消費量は3年ぶり、消費額は5年連続で過去最高を更新しており、冷凍食品市場の堅調な成長が明らかになりました。

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家庭での食事需要が市場を支える

市場拡大の背景には、食材を自宅で調理する「内食」や、総菜などを購入する「中食」といった、家庭での食事に向けた需要の底堅さがあります。消費者のライフスタイルの変化や利便性への志向が、冷凍食品の需要を押し上げていると見られます。

実際、小売店では冷凍食品コーナーの拡充が進んでおり、例えば大阪府東大阪市のライフ高井田店では、2024年11月時点で冷凍食品の売り場面積が1.4倍に拡大されています。このような販売環境の整備も、消費拡大に貢献していると考えられます。

国内で生産される冷凍食品の品目を見ると、多様化が進んでおり、従来の惣菜や野菜だけでなく、調理済みの主菜やデザートなど、バリエーションが豊富になっています。これが、より多くの消費者層にアピールする要因となっているようです。

今後の展望としては、高齢化の進展や共働き世帯の増加に伴い、時短や栄養バランスを重視する需要がさらに高まることが予想されます。冷凍食品市場は、こうした社会の変化に対応しながら、持続的な成長を続ける可能性が高いでしょう。

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