ニューヨーク市場で円が154円台後半に下落、米インフレ懸念とFRB観測が背景
2026年2月19日、ニューヨーク外国為替市場において円相場が下落し、1ドル=154円82~92銭を付けた。この水準は前日比で0.05銭の円安・ドル高となっており、市場関係者の注目を集めている。同時に、ユーロ相場は1ユーロ=1.1757~67ドル、および182円12~22銭で取引された。
米インフレ再燃への警戒感がドル買いを後押し
今回の円安・ドル高の動きは、米国におけるインフレ再燃への警戒感が強まっていることが主な要因と見られている。経済指標や市場データから、物価上昇圧力が持続する可能性への懸念が広がっており、投資家の間でリスク回避の動きが顕著となった。
さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げに慎重な姿勢を示すとの観測が市場に浸透し、これがドル買い・円売りを先行させる結果につながった。FRBの金融政策に対する期待感が後退し、ドル資産への需要が高まったことが相場に影響を与えている。
市場関係者の見通しと今後の動向
専門家は、以下の点を今後の為替相場の鍵として指摘している。
- 米国のインフレ動向とFRBの政策対応
- 日本銀行の金融政策スタンスの変化
- 国際的な経済情勢や地政学リスクの影響
今回の動きは、短期的な調整局面の可能性もあるが、中長期的には米国経済の堅調さとインフレ懸念が継続すれば、円安傾向が持続するリスクがあると分析されている。市場参加者は、今後の経済データや中央銀行の発言に細心の注意を払う姿勢を示している。
全体として、ニューヨーク市場における円相場の下落は、米国を中心とした経済環境の変化と金融政策への期待が複雑に絡み合った結果であり、今後の動向が注目される状況が続いている。



