英国長期金利、18年ぶり5%台に上昇 中東情勢緊迫化でインフレ懸念強まる
英国長期金利18年ぶり5%台 中東情勢でインフレ懸念 (22.03.2026)

英国長期金利が18年ぶり5%台に突入 中東情勢緊迫化で市場警戒感高まる

欧州債券市場において、英国の長期金利が大幅に上昇し、18年ぶりの高水準を記録しました。市場関係者の間では、中東地域の緊張状態がエネルギー価格に与える影響に対する懸念が強まっています。

10年物英国債利回りが一時5.0%に到達

20日の欧州債券市場では、英国の長期金利を代表する指標である10年物英国債の流通利回りが一時的に5.0%をつけました。これは2008年以来、実に18年ぶりに5%台に乗せる数値であり、市場に大きな衝撃を与えています。

英国の長期金利は、米国とイスライエルがイランへの攻撃を開始する前日の2月27日時点では4.3%程度でしたが、その後一貫して上昇基調を維持してきました。中東情勢の緊迫化に伴い、エネルギー価格の高騰が懸念され、物価上昇(インフレ)への警戒感が市場を支配しています。

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欧州全体で金利上昇の動き広がる

同日の市場では、ドイツの長期金利も一時的に3%を超え、2011年以来の高水準を記録しました。欧州全体で金利上昇の動きが広がっている状況が明らかになりました。

米ブルームバーグ通信によると、欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーであるドイツ連邦銀行のナーゲル総裁は20日、「ECBは早ければ4月に利上げを検討する必要がある」との見解を示しました。この発言は、欧州全体の金融政策が引き締め方向に向かう可能性を示唆するものとして注目されています。

エネルギー価格高騰がインフレ懸念を増幅

中東情勢の緊迫化は、原油をはじめとするエネルギー資源の供給不安を生み出しています。これに伴うエネルギー価格の高騰が、各国の物価上昇圧力として働き、中央銀行の金融政策判断に影響を与えています。

英国をはじめとする欧州諸国では、エネルギー価格の上昇が家計や企業活動に与える影響が懸念材料となっており、今後の経済動向に対する警戒感が市場全体に広がっています。長期金利の上昇は、こうした経済環境の変化を敏感に反映した結果と言えるでしょう。

市場関係者は、今後の地政学的リスクとエネルギー市場の動向に注視しながら、金融政策の行方を見極めようとしています。英国長期金利の動向は、欧州経済全体の先行きを示す重要な指標として、引き続き注目されることになりそうです。

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