円相場、一時159円台後半に下落 約1年8カ月ぶりの円安水準、中東情勢が影響
円相場、一時159円台後半に下落 1年8カ月ぶり円安水準

円相場が約1年8カ月ぶりの円安水準に 一時159円台後半まで下落

3月13日の東京外国為替市場において、円相場が一時的に1ドル=159円台後半まで下落しました。これは2024年7月以来、約1年8カ月ぶりとなる円安ドル高の水準です。市場関係者の間では、中東情勢の緊迫化が長期化する懸念から「有事のドル買い」が進んだことが主な要因と見られています。

心理的節目の160円に迫り、為替介入への警戒感が高まる

下落幅は大きく、心理的な節目として意識される1ドル=160円に迫る勢いを見せました。この急激な変動を受けて、市場では政府と日本銀行による為替介入への警戒感が一気に高まりました。午後5時現在のレートは、前日比64銭円安ドル高の1ドル=159円42~44銭で取引されています。

ユーロ円相場も動きを見せ、1ユーロ=182円65~69銭と、78銭円高ユーロ安となりました。全体的な市場の不安定さが、複数の通貨ペアに影響を及ぼしている状況です。

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片山財務相が市場をけん制 「万全の対応を取る」と表明

片山さつき財務大臣は13日午前の閣議後記者会見で、金融市場の大きな変動について言及しました。「原油価格が高騰する中、国民生活に与える影響を念頭にいかなる時も万全の対応を取る」と述べ、市場をけん制する姿勢を示しました。政府としては、為替相場の急激な動きが経済全体、特に輸入物価を通じた国民生活への影響を懸念しているものと見られます。

中東地域の緊張が高まる中、国際的な地政学リスクが為替市場に直接的な影響を与えている構図が浮き彫りになりました。投資家の間では、安全資産としてのドル需要が増加し、これが円売り圧力につながっています。

今後の展開としては、政府と日銀が為替介入に踏み切るかどうかが焦点となります。市場参加者は、160円の節目を突破するかどうかに注視しており、さらなる円安進行に対する警戒感が強まっています。原油価格の動向と中東情勢の推移が、短期的な円相場の方向性を左右する重要な要素となるでしょう。

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