東京外国為替市場で円相場が155円台半ばで推移、円売り圧力強まる
2026年2月20日、東京外国為替市場における円相場は、1ドル=155円台半ばで取引されました。午後5時現在のレートは、前日比53銭の円安ドル高となる1ドル=155円49~50銭を記録しています。ユーロに対しては、14銭の円高ユーロ安で1ユーロ=182円72~76銭となりました。
消費者物価指数の鈍化が円売りを誘発
総務省が同日発表した2026年1月の全国消費者物価指数の上昇率が鈍化したことが、市場に大きな影響を与えました。このデータを受け、日本銀行が早期の追加利上げを急がないとの見方が広がり、円売りの動きが加速しました。インフレ圧力の緩和が金融政策の正常化ペースを遅らせる可能性が意識されたのです。
地政学リスクと市場関係者の見解
さらに、イラン情勢を巡る地政学リスクの高まりも市場参加者の間で意識され、安全資産と見なされる基軸通貨のドルを買う動きが出ました。不確実性が増す国際情勢が、リスク回避の動きを促した形です。
市場関係者は、高市早苗首相が同日行った施政方針演説について、「新しい内容はなく、取引材料とは見なされなかった」と説明しています。政治的な発言が為替市場に直接的な影響を与えなかった点も、この日の相場動向の特徴と言えるでしょう。
全体として、国内の経済指標の変化と国際的な地政学的要因が複合的に作用し、円安ドル高の傾向が強まった一日となりました。今後の金融政策の行方と海外情勢の展開が、為替相場の鍵を握りそうです。



