セイコー株価3.6倍超の急騰、社長「一過性ではない」と業績好調を強調
セイコー株価3.6倍超、社長「一過性ではない」と強調

セイコー株価が1年で3.6倍超に急騰、社長は「一過性のものではない」と断言

スイス・ジュネーブで開催中の世界最大級の高級時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ」の会場では、グランドセイコーのブースに入場待ちの人々が列をなす光景が見られた。このイベントに参加するセイコーウオッチの内藤昭男社長が現地でインタビューに応じ、同グループの株価急上昇の背景や市場戦略について詳しく語った。

株価急騰の背景と高級時計市場での挑戦

セイコーグループの株価は昨年4月時点と比較して3.6倍を超える急上昇を記録している。内藤社長はこの理由について、「スイス勢が圧倒的に強く参入が難しいと思われていた高級時計市場で、グランドセイコーが真っ向勝負をしていること」を指摘。さらに、スイスの上位ブランドとの差を成長の余地として市場が評価しているとの見解を示した。

「株価ほどは伸びていない」と笑いながらも、業績面でも好調さが続いている。同グループは2026年3月期の連結業績予想を上方修正し、純利益が前期比50%増の200億円となる見込みを発表。大幅な増益が期待されている状況だ。

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米国市場の好調と中国での苦戦

内藤社長は市場別の動向についても言及。米国市場では大きな支えとなっている一方、中国市場については「大変厳しい」と苦戦を認めた。このような地域ごとの差異が、全体の戦略に影響を与えていることが窺える。

また、高級ドレスウォッチブランドのクレドールを初出展したことにも触れ、製品ラインの拡充とブランド力の強化に努めている姿勢を強調した。

今後の展望と持続的な成長への取り組み

内藤社長は株価の急騰について、「一過性のものではない」と断言。高級時計市場での継続的な挑戦と、技術力やデザイン面での革新が、持続的な成長を支えているとの考えを示した。

今後の課題としては、欧州や中国での市場開拓を進めつつ、米国での好調を維持することが挙げられる。セイコーグループはこれらの市場動向を注視しながら、グローバルな展開を加速させていく方針だ。

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