読売333が0.6%上昇、日経平均とTOPIXは下落 中型株・小型株に資金シフト
読売333が0.6%上昇、日経平均とTOPIXは下落

読売333が0.6%上昇、日経平均とTOPIXは下落 中型株・小型株に資金シフト

読売新聞社が公表する日本株の株価指数「読売333」について、2026年2月16日週の動向を分析します。投資情報サイト「トレーダーズ・ウェブ」などを運営する「DZHフィナンシャルリサーチ」の日本株アナリスト、小松弘和氏が毎週解説する週間レポートに基づき、市場の最新状況を詳しく紹介します。

週間騰落率の比較

先週の読売333は週間で0.6%上昇しました。一方、日経平均株価は0.2%下落、TOPIXは0.3%下落となり、読売333のパフォーマンスが相対的に良好でした。3つの指数はいずれも上昇が2営業日、下落が3営業日と同様の動きを示しましたが、読売333は19日に最高値を更新するなど堅調な推移を見せました。

市場全体では、前週後半からの急ピッチな上昇に一服感が出て、方向感に欠ける週となりました。16日と17日は売りが優勢で、18日と19日は上昇したものの、20日には米国とイランの緊張高まりなどを受けて下落しました。大型株については、米国での金融株の弱い動きやソフトウェア関連への売りが続き、上値が重い状況が続きました。

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資金のシフトと指数のパフォーマンス

同週は、グロース250指数が3.2%上昇、スタンダード指数が2.1%上昇するなど、これまで大型株が優位だった市場から、資金が中型株や小型株にシフトした特徴が見られました。読売333は中型株を手厚く組み入れて設計されているため、上昇日にはしっかり上げ、下落日には相対的に値を保つことができ、良好な結果につながりました。

この動きは、投資家のリスク選好が変化し、成長期待の高い中型・小型株に注目が集まったことを示しています。日経平均とTOPIXが同程度の下落率だったのに対し、読売333が上昇した背景には、こうした資金の流れが大きく影響しています。

個別銘柄の動向

決算発表が終盤戦に突入する中、個別に材料のある銘柄では値幅が拡大しました。本決算が高い評価を受けた横浜ゴム(5101)や、上方修正および増配を発表した三井金属鉱業(5706)が急騰しました。決算関連以外では、太陽誘電(6976)村田製作所(6981)など、ハイテク株の一角に強い動きが見られました。

一方、下方修正を発表したオリンパス(7733)は週間で2割を超える下落を記録しました。また、前週まで非常に強い動きが続いていたキオクシアHD(285A)は、米国の同業企業の株価下落などを受けて大きく売られました。

構成銘柄の詳細紹介

横浜ゴム(5101)は、タイヤやホイール関連に加え、ゴルフ製品なども手がける企業です。中期経営計画の最終年度となる2026年12月期の財務目標を上方修正し、構造改革が順調に進んでいることが確認されました。主力のタイヤ事業で利益率が上昇傾向にあることも好感され、20日には上場来高値を更新しました。時価総額は1兆3200億円台となっています。

朝日インテック(7747)は、医療機器の製造・販売を手がけ、カテーテル治療で使われるガイドワイヤーに強みを持ちます。上期決算発表時に通期の利益見通しを上方修正し、今年7月の設立50周年を記念して記念配当の実施を決定、期末の配当見通しも大幅に引き上げました。これらの発表を受け、株価は週間で2桁の上昇率を示し、時価総額は7900億円台に達しました。

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執筆者紹介

小松弘和氏は、投資情報サイト「トレーダーズ・ウェブ」などを運営する「株式会社DZHフィナンシャルリサーチ」の日本株情報部アナリストです。証券会社や生命保険会社での勤務経験に加え、マネーサイトでの株式分析経験もあり、金融全般に精通しています。

本資料は、株式会社DZHフィナンシャルリサーチが信頼できると判断した各種データや公開情報に基づいて作成されていますが、正確性や完全性を保証するものではありません。記載内容は現時点での判断を示すものであり、投資判断にはご自身でリスクなどをご確認ください。