コメ長期保管で品質維持を実証、大阪・泉大津市が備蓄手段に活用へ
コメ長期保管で品質維持実証、泉大津市が備蓄へ

大阪府泉大津市と精米機器開発の東洋ライス(和歌山市)は、コメの品質を維持しつつ長期保管する実証実験を始めた。東洋ライスが開発した熟成保管庫で約5年間保存し、においや味などを検証する。泉大津市は、災害時やコメ価格高騰の際に放出する備蓄米の保管手段として活用したい考えだ。

熟成保管庫の仕組み

コメは収穫後1年以上経過したものを「古米」、2年以上を「古古米」と呼ぶ。一般的に時間とともに酸化して味が落ちるが、保管庫に入れると劣化せず熟成し、うまみが増すという。同保管庫は温度や湿度を最適に制御し、コメの呼吸を抑えることで鮮度を保つ。

実証実験の概要

泉大津市は2月末、防災倉庫内に設置した保管庫にコメ1.5トンを搬入した。今後、定期的にサンプルを採取し、食味や香り、成分変化を分析。5年後の目標は、新米と同等以上の品質を維持することだ。

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東洋ライスは「この技術により、コメの長期備蓄が現実的になる。災害時に備えた食料確保だけでなく、価格高騰時の市場安定にも寄与できる」と説明する。

備蓄手段としての期待

泉大津市の担当者は「現在の備蓄米は数年で入れ替えが必要だが、本技術で長期保管が可能になれば、コスト削減と安定供給が期待できる」と話す。同市は今後、他自治体への展開も視野に入れている。

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