パナソニック、電力需給調整機能搭載の冷蔵庫を4月下旬に発売へ
パナソニックは4月15日、消費者側で電気の使用量を自動調整する「デマンドレスポンス」に対応した冷蔵庫を、今月下旬に発売すると正式に発表しました。この新商品は、再生可能エネルギーの普及に伴う電力需給の安定化に貢献することを目指しています。
再生可能エネルギーの課題解決に焦点
導入が進む太陽光や風力などの再生可能エネルギーは、天候の影響で発電量が変動しやすく、電力需給のバランスを崩すリスクがあります。この問題に対処するため、パナソニックは中部電力系の中部電力ミライズ(名古屋市)と連携し、家庭での消費電力の割合が高い冷蔵庫に着目して新サービスを開発しました。
新冷蔵庫は、電力会社からの要請に応じて自動的に運転モードを切り替える仕組みを採用しています。具体的には、節電要請時には庫内を事前に冷却した上でコンプレッサーを停止し、電力消費を抑えます。一方、昼間に太陽光発電が活発で電力が余剰となる場合は、電気を多く消費する霜取り運転に自動で切り替わり、需給のバランスを調整します。
新機種と今後の展開
今回対応するのは、新機種の「WXタイプ」と「HYタイプ」です。パナソニックは今後、対応機種をさらに増やしていく方針を示しています。利用には、中部電力ミライズとの電気契約が必要で、インターネットを介して冷蔵庫と接続することでサービスを利用できます。
同社は、このサービスを他の電力事業者にも拡大したい意向を表明しており、再生可能エネルギーの安定供給に向けた取り組みを強化していく構えです。この冷蔵庫の発売は、家庭レベルでの電力需給調整の実現に向けた重要な一歩として注目されています。



