ガソリン価格が急騰、過去最高の190円80銭を記録
資源エネルギー庁が3月18日に発表した全国のレギュラーガソリン平均価格(3月16日時点、1リットルあたり)は、前週より29円高い190円80銭となりました。これは1990年の調査開始以降の最高値を更新するもので、値上がり幅も2008年5月と並んで過去最大となりました。この急騰は5週連続の上昇傾向を示しており、これまでの最高値は2025年4月と2023年9月の186円50銭でした。
イラン情勢の緊迫化が価格上昇の要因
ガソリン価格は、暫定税率終了後の2026年1月には155円前後で推移していましたが、イラン情勢が緊迫化した2月中旬頃から上昇傾向に転じました。今回の急騰は、イランがホルムズ海峡を事実上封鎖した影響が本格的に価格に反映された結果です。例えば、東京都多摩市の「ENEOS多摩ニュータウンSS」では、会員向けレギュラーガソリンが1リットル190円に達しました。
政府が補助金で価格抑制を実施
政府はこの事態に対応するため、3月19日出荷分から石油元売り各社に補助金を支給し、ガソリン価格を170円程度に抑える方針を明らかにしました。この補助金は軽油や重油、灯油にもガソリンと同額で適用されます。ただし、補助金が店頭価格に反映されるまでには1~2週間程度かかる見通しであり、消費者への影響はしばらく続く可能性があります。
この価格上昇は、中東情勢の不安定さがエネルギー市場に与える影響を浮き彫りにしており、今後の動向が注目されます。政府の補助金措置が効果を発揮するかどうか、市場の反応を注視する必要があります。



