岩手県でガソリン価格が18年ぶり最高値更新、185.7円に高騰
岩手県内のレギュラーガソリン価格が急騰し、18年ぶりに最高値を更新しました。資源エネルギー庁が3月18日に発表した県内の平均価格(3月16日時点)は、前週比27.3円高い1リットルあたり185.7円となりました。この数値は、2008年8月に記録した183.8円を上回り、約18年ぶりの最高値更新となっています。
5週連続の値上がりと燃料全般の高騰
ガソリン価格の上昇は2月中旬以降、5週連続で続いており、燃料全般が高騰しています。ハイオクガソリンは1リットルあたり198.5円(前週比28.8円増)、軽油は同173円(同27.1円増)、灯油の店頭価格(18リットル)は2696円(同498円増)と、いずれも大幅な値上げが確認されました。
イラン情勢緊迫化が価格上昇の要因
レギュラーガソリンの価格動向を巡っては、昨年末に暫定税率(1リットルあたり25.1円)が廃止されて以降、県内の平均価格は150円前後で比較的安定していました。しかし、今月に入ってイラン情勢が緊迫化したことが大きな転換点となりました。石油元売り各社が卸値を値上げしたため、販売価格を引き上げるガソリンスタンドが相次いでいます。
大船渡市内のあるガソリンスタンドでは、3月12日にレギュラーガソリンの価格を1リットルあたり約30円値上げし、182円に設定しました。店主は「仕入れ値が上がって経営が厳しい状況です。今週から政府の補助金が出るので少し安心ですが、イラン情勢が早期に収束することを願っています」と語りました。
政府補助金による値下がり見通し
石油情報センター(東京)によると、政府が3月19日から石油元売り会社に対して補助金を支給するため、来週以降のレギュラーガソリン価格は値下がりする見込みです。この措置により、一時的な価格高騰に歯止めがかかることが期待されています。
今回の価格上昇は、国際情勢の変化が直接的に地域経済に影響を与える事例として注目されています。岩手県をはじめとする地方では、燃料費の増加が家計や事業運営に与える影響が懸念されており、今後の動向が注視されています。



