九州電力、春闘で月額1万5500円のベースアップを妥結
九州電力は3月18日、2026年の春季労使交渉(春闘)において、基本給を引き上げるベースアップ(ベア)について、労働組合側と合意に達した。組合員平均で月額1万5500円のベアを実施することで妥結した。これは組合側が当初要求していた月額1万7000円から調整された結果である。
4年連続実施で2003年以降最高額
今回のベースアップは4年連続の実施となり、金額面では比較可能なデータがある2003年以降で最高額を記録した。九州電力における賃上げの継続的な取り組みが明確に示される結果となった。
定期昇給を含めた総合的な賃上げ率は平均5%に達する。また、賞与については労働組合側の要求に満額回答し、年5.01か月分を支給することで合意がなされた。
初任給も4年連続で引き上げ
初任給についても4年連続の引き上げが決定した。2026年春の入社者については、大学卒業者が前年度比1万5000円増の26万5000円、高校卒業者が1万円増の21万円となる。これにより、新卒採用における競争力の強化が図られる。
九州電力の今回の春闘結果は、エネルギー業界における賃金水準の向上を示す重要な事例となった。労働組合との継続的な対話を通じた合意形成が、安定した労使関係の構築に寄与していることが確認できる。



