ナフサ由来化学品の国内在庫が1割減少、1.8カ月分に 経産省発表
ナフサ由来化学品の国内在庫、1割減で1.8カ月分に

経済産業省は30日、ポリエチレンやポリプロピレンなどのナフサ由来化学製品の国内在庫が、需要の約1.8カ月分に相当する水準にまで減少したことを明らかにした。従来は2カ月分とされていたが、約1割の減少となる。イラン情勢の悪化により中東からの輸入が停滞している影響で、企業は手持ちの在庫を活用しながら生産を調整しているという。

鉱工業生産指数も低下、2カ月連続の減少

同日発表された3月の鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み)の速報値は101.9で、前月比0.5%の低下。2カ月連続のマイナスとなった。特に「無機・有機化学工業」の落ち込みが顕著で、ポリエチレンが29.8%減、合成ゴムが13.8%減と大幅な減少を記録した。

減産の背景:ナフサ不足と定期修理

減産の主な要因として、経産省は中東からのナフサ輸入減少に加え、ナフサ分解炉などの定期修理が集中したことを挙げている。一方、国内出荷については在庫の活用により前月並みの水準を維持しており、同省は「全体として供給は維持されている」と強調した。

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今回の在庫減少は、中東情勢の緊迫化が国内の化学産業に直接的な影響を及ぼしていることを示している。経産省は引き続き状況を注視し、必要に応じて対策を検討する方針だ。

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