光技術を活用した次世代半導体開発でNTTと連携 ラピダス参画の研究機関が新拠点整備へ
先端半導体の量産を目指すラピダスや国立大学などが参画する研究機関「技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)」は、光の技術を用いた次世代半導体の開発において、NTTとの連携を明らかにしました。この発表は、2026年4月17日に東京都内で開催された記者会見で行われ、LSTCの東哲郎理事長や開発に携わる東北大学の福島誉史教授らが詳細を説明しました。
光電融合技術を駆使した半導体開発の具体的内容
LSTCが開発を進めるのは、「光電融合」と呼ばれる革新的な技術を採用した半導体です。この技術は、従来の電気処理の一部を光に置き換えることで、高速かつ省エネルギーの性能向上を実現することを目指しています。経済産業省からの資金支援を受け、北海道千歳市に新たな開発拠点を整備し、2028年度の稼働開始を目標としています。
将来的には、ラピダスがLSTCで開発された製品の製造を担当し、NTTがその顧客となることも想定されています。これにより、国内の半導体産業の強化と技術革新が加速することが期待されます。
連携による産業への波及効果と今後の展望
この連携は、光技術を活用した半導体の研究開発を促進し、日本の競争力を高める重要な一歩となります。東哲郎理事長は記者会見で、「光電融合技術の実用化を通じて、次世代の情報通信基盤の構築に貢献したい」と述べ、プロジェクトへの意気込みを語りました。
また、福島教授は、「大学と産業界の連携が深まることで、基礎研究から応用まで一貫した開発が可能になる」と強調し、学術と実用の融合の重要性を指摘しました。新拠点の整備により、地域経済への貢献や雇用創出も見込まれています。
この動きは、世界的な半導体需要の高まりを受けて、日本が技術面でリードを取るための戦略的な取り組みとして注目されています。今後の進展に業界関係者の関心が集まっています。



