実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙企業スペースXは11日、米ナスダック市場への上場日を12日にすると発表した。上場での調達額は約750億ドル(約12兆円)に上り、2019年のサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコを上回る史上最大の新規株式公開(IPO)となる見通しだ。
上場の詳細
当初の計画通り、5億5555万株を1株135ドルで売り出す。米ブルームバーグ通信によると、この募集枠に対して4倍の応募があり、100億ドル規模の発注を出す機関投資家も複数存在したという。投資家の強い関心を裏付ける形となった。
マスク氏の支配権維持
マスク氏は上場後もスペースXの議決権の約8割を握り、引き続き経営を掌握する見込みだ。同氏は保有する電気自動車(EV)大手テスラの株式などと合わせ、世界で初めて個人資産が1兆ドル(約160兆円)を超える「トリリオネア」になるとみられている。
市場への影響
今回のIPOは、宇宙ビジネスの成長性に対する市場の期待を示すものだ。スペースXは衛星インターネットサービス「スターリンク」や宇宙船「クルードラゴン」など、複数の事業を展開しており、今後の成長が注目される。



