NTT東西、AI活用で大規模な業務自動化を推進 2026年度に本格導入へ
NTT西日本の北村亮太社長は、社内業務における人工知能(AI)の活用を加速させる意向を明らかにしました。2026年度を目途に、AI導入とデジタル化を推進し、NTT東西合わせて約1万人分の業務を自動化する計画です。
事務・設備業務の効率化で人員体制を再編
現在、NTT東西では3万人以上が事務や設備業務に従事していますが、AIを活用することでこれを約2万人体制に縮小する方針です。これにより生じる余剰人員は、営業部門や新規事業部門に再配置され、業務の抜本的な見直しが図られます。
北村社長は、具体的な自動化の例として、通信回線の開通受け付けから工事着手までの一連の事務作業を挙げています。「顧客と接するフロント側の業務は人手が足りていない状況です。そのため、バックオフィス(後方事務)で働く人材を、ニーズの高い業務に転換させていく必要があります」と述べました。
リスキリング支援で人材育成を強化
配置転換に際しては、従業員が新たなスキルを身につけることが不可欠です。北村社長は、「必要な技能を習得するためのリスキリング(学び直し)支援に力を入れていく」と強調しました。これにより、AI時代に対応できる人材の育成を図ります。
AIを活用した大規模な事務代替は、メガバンクなどでも進んでおり、大手企業におけるAI活用の広がりが一段と鮮明になっています。NTTグループの取り組みは、日本の企業におけるデジタル変革の一つのモデルケースとして注目を集めそうです。



