ドイツの大手金融機関であるコメルツ銀行は8日、人工知能(AI)を活用した業務効率化計画を発表した。グループ全体で新たに約3000人の人員を削減する方針で、AIエージェントの本格導入に向けて2026年から2030年までの5年間に6億ユーロ(約1100億円)を投資する。
AIエージェントで業務効率化
コメルツ銀行は既に、苦情処理業務にAIエージェントを導入しており、マネーロンダリング(資金洗浄)対策にもAIを活用している。今後は顧客の書類審査から契約書の作成に至るまで、幅広い業務にAIを適用する計画だ。
買収提案への対抗策か
イタリアの大手銀行ウニクレディトが5日にコメルツ銀行の買収を提案したことを受けて、今回の発表は収益性改善を強調することで買収に抵抗する狙いがあるとみられている。
コメルツ銀行は、AI導入によって長期的な競争力を強化し、株主価値の向上を目指すとしている。



