シャープは14日、テレビ画面を通じて生成AI(人工知能)と会話できる新サービス「アクオスAI」を発表した。23日に発売する薄型テレビ「AQUOS(アクオス)」の新製品に搭載する。利用者が「最近疲れているから甘やかして」と話しかけると、AIキャラクターが「今日は無理をしないで、まずは温かい飲み物で一息ついてみよう」と優しく応答する。同社は、新たな需要開拓を狙う。
25周年を迎えたアクオスにAI機能
アクオスは今年で発売25周年を迎えた。これを記念し、シャープは米オープンAIの技術をベースに、家族間の会話などを想定したデータを独自に学習させた生成AIを搭載。利用者の会話をサーバーに蓄積し、生活シーンに合わせた応答ができるように成長する仕組みだ。
多彩な会話機能
例えば「笑いたい気分」と話しかけると、お笑い番組やコメディ映画を提案。子どもが宿題について質問すれば、学習をサポートする。AIキャラクターはテレビ画面に表示され、表情や声色も変化する。
シャープは「テレビは家族だんらんの中心。AIが会話の相手になることで、孤独感を和らげる効果も期待できる」と説明する。価格は非公表だが、新製品は23日から順次発売される。
同社は、テレビ市場の成熟化に対応するため、AI機能を差別化の柱に据える。今後は音声操作や家電連携なども強化する方針だ。



