政府は、人工知能(AI)の活用を推進する新たな戦略を策定し、年内にも工程表を作成する方針を固めた。関係者への取材で明らかになった。官民連携の下で技術開発と社会実装を加速させ、国際競争力の強化を図る。
新戦略の概要
新戦略は「AI戦略2026」と仮称され、これまでの「AI戦略2019」や「AI戦略2022」を発展させる内容となる。特に、生成AIの急速な普及を踏まえ、安全性の確保とイノベーションの両立を重視する。
重点分野
- 医療・ヘルスケア:診断支援や創薬へのAI活用を促進
- 産業・製造業:スマート工場やサプライチェーン最適化
- 行政サービス:窓口業務の自動化や政策立案支援
- 教育・人材育成:AIリテラシー教育の拡充
工程表の策定
政府は年内に、各分野の具体的な目標やスケジュールを盛り込んだ工程表を作成する。関係省庁で構成する「AI戦略会議」を設置し、進捗管理を行う。
官民連携の強化
新戦略では、企業や大学との連携を強化し、共同研究や実証実験を推進。特に、スタートアップ支援に重点を置き、AI関連企業の育成を図る。また、海外の動向を注視し、国際ルール作りにも積極的に関与する方針だ。
課題と展望
一方で、個人情報保護や雇用への影響など、AI活用に伴う課題も指摘されている。政府は、倫理指針の策定や法整備を進め、社会受容性の向上を目指す。年内の工程表策定後、速やかに施策を実行し、2027年度からの本格運用を目指す。



